【修理前】
【修理後】


7.『教唖五十音図』 1879(明治12)年
2020年10月
1878(明治11)年に古河太四郎が日本初のろう学校「京都盲唖院」を設立し、日本のろう教育が始まりました。現在使われている手話の原型は、この時に誕生したものと言えます。また、1879(明治12)年に「大阪模範盲唖学校」が、1880(明治13)年には東京に「訓盲院」が設立されました。
※赤枠内をクリックすると拡大写真が表示されます。【修理前】

【修理後】イオン交換水で洗浄し、黄ばみを除去してから以下の修理を実施。

※参考 現在の手話の位置づけ
2006(平成18)年に国際連合総会で障害者権利条約が採択され、言語とは、「音声言語に加えてその他の非音声言語をいう」と明記されました(第二条定義)。日本では2011(平成23)年に改正障害者基本法案が可決・成立し、手話の言語性が法的に認められました。
(北澤清貴)